ICOをする方法:ステップ10 – さあ、動き出そう!-ICOが終わったら-

まずは、おめでとうございます!ステップ10までたどり着きましたね。ここまで来ればブロックチェーンビジネスでMBAを取得したようなものです。

ICO終了後の戦略としては、ICO実施中にあなたが約束したことを実現させるための作業に重点的に取り組むべきです。

ICO 参加者が知りたいことは、基本的に以下の2つです。

  1. 私が投資したお金で、この人たちはいったい何をしているんだろう?
  2. いったいこのトークンはいつ取引所に上場して、私はいつちょっとばかしのお金を手に入れられるのだろう?

もちろん上記の2つを実行すること自体も重要ですが、これら2つを実行しているというメッセージを発信することも同じくらい重要です。そして一般的にブロックチェーン企業は、前者ほど後者が得意ではないことは認めざるをえません。

新しいユーザーが知りたいことは、

  1. これはどんな商品なのか?
  2. この商品は私のニーズに合っているか?

ICO終了後に、効果的に商品の情報を発信する方法はいくつかあります。

継続的なコミュニケーションチャンネル

ICO実施中に、あなたのプロジェクトではいくつかのコミュニケーションチャンネルを集中して使用していたかもしれません。ほとんどのICOはリアルタイムでコミュニケーションが取れるTelegramWhatsAppLINEWechatに重点的に取り組みます。これは良い取り組みで、コミュニティマネジャーを設けるのも名案です。しかし、この方法は費用がかさむ可能性がある上に、リアルタイムでのコミュニケーションを期限なく続けることを考えると少し圧倒されてしまうのも事実です。

私からお勧めするのは、コミュニケーションのスピードが比較的遅いRedditTwitterFacebookや他のチャンネルに重点を置くことです。定期的にテキストだけでなく画像や動画も投稿し、コミュニティに対しあなたの企業が活発に動いていることを見せるのです。

あなたの今あるコミュニティを当たり前に思ってはいけません。彼らは知識を持ち、洗練されているだけでなく、あなたの事業を好意的に考えているのです。彼らにより積極的に関心を持ってもらえるようブランドアンバサダーネットワークを作り、プロジェクトに一層多く関わってもらえるようにしてはどうでしょう?

ユーザーを教育する

ICO終了後、私たちはかなりのリソースをこのブログに注いできました。このブログの目的は2つあります。1つ目は、ブロックチェーン企業が最も効率良い方法でICOを行えるよう情報を与えることです。2つ目は、暗号通貨やブロックチェーンの初心者を教育することです。私の考えではブロックチェーンは人間の歴史の中で最も重要な発明の一つです。難しい概念を平易な言葉に置き換えることで、この技術をできるだけ広く、色々な人が理解できるようにすることを目的としています。そして日本語を始め、英語、中国語、韓国語でも発信しています。

もしあなたのプロジェクトにエンジニアが関与しているなら、ハッカソンを開催するのも良いでしょう。またはイーサリアムが行っているDevcon(開発者会議)と同じようなことを、開発者コミュニティに対し働きかけ実施してみるのも良いでしょう。

クリエイティブに考え、動いてみましょう。例えば、相乗効果が見込めるほかのブロックチェーン企業と共同イベントを開催するのもいいかもしれません。

ユーザーの教育や情報提供については、あなたのブランドアンバサダーが助けてくれるでしょう。

発想、思考のリーダーとして

あなたがこれだけ多くの大変なことに取り組んでいるのは、世の中で解決したい問題があり、それに対して強い意見があるからです。その思いを世界に向けて発信しましょう!

ブロックチェーンイベントに登壇したり、ポッドキャストで話したり、AMAAsk Me Anything=「なんか質問ある?」に相当するもの)やYouTubeでインタビューを受けたりと、あなたとあなたのプロジェクトの認知度を上げるためにできる取り組みは数多くあります。プロジェクトの注目度を上げるため、マネジメントチームをブロックチェーンイベントに登壇させるもの良いでしょう。

取締機関について

あなたが住んでいる地域、またはあなたの企業が拠点としている地域の政府はおそらく現在、暗号通貨とICOに関する規制を作り上げる過程にあるか、その議論を進めている可能性が高いでしょう。取り締まりを行う機関を関与させるのは重要なことです。彼らはブロックチェーンの様々な側面を正しく理解する必要があるからです。私の経験上、そうした機関のほとんどはブロックチェーンの一つの側面しか見ていません。それが暗号通貨です。例えば、すべての紙をお金として規制してしまうことは、紙のその他の便利な用途を無視していることになります。

結論

このシリーズが終わりを迎えた今、もしあなたが経験に基づいたアドバイスをお持ちでしたらぜひTwitter@zillatokenまで、もしくはTelegramでご連絡ください!

またこの度、新しくFounders Spotlight シリーズをスタートしました!様々なプロジェクトのファウンダーの体験談やアドバイスを発信していきます。どうぞお楽しみに。

 

abasa
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